| 21 Modulator Stage V2 (図16) 変調器 V2 20頁より |
| a. 変調器は二つの機能をもっています。 周波数変調送信発振回路であり、なお且つ、中心周波数制御送信発振器であります。 これらの機能は両方とも、変調器V2のプレート回路のトランスL4の1次側のインダクタンスの変化によって遂行されます トランスL4は1次、2次の巻き線、共にフェライト・コアーをもっています。 この芯の特性は、磁束と電流の変化によって、両方の巻線のインダクタンスに変化をもたらします。 磁束と電流の増大はインダクタンスの減少を生じます。 又、磁束の減少はインダクタンスの値の増大を生じさせます トランスL4の1次側は変調管のプレートとともにブリッジ回路になっているので、プレート電流の変化はタランスL4の磁束変化を生み結果的に1次及び2次の巻き線のインダクタンス変化を生じさせます。 カーブ(図17)の曲線で磁束の変化によるトランス L4のインダクタンスの変化が示されています。 b.トランスL4はR3、R4,R5、と変調管V2のプレート抵抗から成るブリッジ回路に接続されています。 L4の1次巻き線は通常 アンバランス(不平衡)状態のブリッジ回路を横切っています。 通常 いくらかの電流はL4を流れています。 しかし、V2のプレートの電流の増大はL4の電流の減少をおこします。 V2の導電が減少するとブリッジ回路のアンバランスは大きくなりL4を通る電流は増大します。 こうして、変調器のグリッドに正の制御電圧があてがわれたときL4の2次側のインダクタンクは増大し、負の電圧があてがわれた時は減少します。 通常制御電圧が無いか、またはそのグリッドのバイアスは送信時で -2.7ボルトです。 c. ハンドセットから来る音声信号は、AUDIOジャックJ8Cによって送受信機に入る。 ここでそれらは、直列接続の負荷抵抗R43およびR33を横切って、抵抗器R30と阻止コンデンサC51によって変調管V2のグリッドにあてがわれます。 これはV2のプレート電流をオーデイオ周波数で変化させることを生じさせ、引いては、トランスL4の磁束と巻線のインダクタンスを生じさせます。 トランスL4の2次側の巻線は送信発振器のグリッドの共振回路にあるので、L4のインダクタンスの値の変化は送信周波数のオーデイオの割合で変化させます。 送信発振器はオーデイオ信号で周波数変調されたことになります。 d. 変調管V2はバイアス電圧は、負の6ボルトの供給源とグランドより、電圧分割抵抗器R41とR42の接続点からデスクリT202(図19)によるそのバイアス電圧を得ています。 このバイアス電圧はC38によって濾過され、間接的にV2のグリッドに供給されています。 V2のプレート電圧は135V供給源よりR5、送受転換リレーK1(送信時のみ閉じる)の接点5と6を通り得ています。 フィラメント電圧は、1.5ボルトの供給からリレーK1(送信時のみ閉じた)の接点 8および9を通して得ています。 |
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この項 終わり